Mac

アップルの発表したAppleシリコンって一体なに?

久々のブログ投稿となってしまいましたが、アップル信者のAPEXレンタル中の人です。
今回はレンタルとは関係ないのですが、新しいMacのはなし。

アップルが11月11日のオンラインイベントで発表した、新型のMacBook Air、MacBook Pro、Mac miniの3機種。これらにはアップルが独自開発した新型のプロセッサー「Apple M1」が内蔵されています。

これらを総称する言い方としてAppleシリコンと呼ばれたりしますが、これが何なのかというと、コンピュータの頭脳にあたる部分を、アップルが独自開発するぞということです。SoC(システムオンチップ)とも言います。

Intelの話

これまで、Macに使われていたSoCはIntel社が開発するIntel CPUでした。今もなお多くのコンピュータにはIntel製のCPUが多く使われていて、Core i3、Core i5、Core i7、Core i9と、バージョンごとに性能差が違うのが特徴です。

Intel CPUは主にx86言語を使用してプログラムされています。x86言語の歴史はあまりにも古く、パソコンからサーバ、組み込みシステム等、あらゆるシステムに対応してきたので、新しい言語としてx64が登場したあとも、平行して使われてきました。

しかしAppleが求める最高の性能を引き出すためにはx86言語ではもう遅すぎてだめだ。うちらで開発すればもっと最高のものができるのに! と、アップルは密かに開発を進めるのでした。

ARMの話

ARMアーキテクチャとは、イギリスにあるARM社によって設計されている省電力で高性能なプロセッサーです。主にその主力とも言えるデバイスがiPhoneやiPadに搭載されているSoC(Aシリーズ)です。
ARMの特徴として、CPUの頭脳にあたる部分からグラフィックス性能やAIによる機械学習の部分などを、メーカーが独自の機能を拡張できるという特徴があります。そして何よりパソコン、サーバー、タブレットやスマートフォンなど幅広く互換性があるのも特徴です。

Intel CPUの場合、MacでiPhone向けのアプリを開発しても、システム言語が違うのでx86語からARM語に変換しなければいけなくなり、開発者側としては面倒な作業を強いられていたのですが、AppleシリコンがARM語をベースに作られているので、開発がよりスムーズに互換性を保って導入することができるようになります。

まさにアップルにとっては夢の環境が完成したというわけです。

Appleシリコンの特徴

アップルの開発したM1(Appleシリコン)は、頭脳にあたるCPU、グラフィックス性能を発揮するGPU、負荷処理を分散するRAMが1枚のSoCにまとまってできたもの。iPhoneに搭載してきたAシリーズで得たノウハウがベースとなって開発され、Mac専用のSoCとしてついに2020年に製品化となりました。

Intel Mac向けに開発されたシステムはAppleシリコン用に変換される

アップルはこれまで開発されてきたIntel Mac向けのソフトウェアなどをAppleシリコンで動かすために「Rosetta 2」いうシステムを用意しました。これはIntelのx86言語を、AppleシリコンのARM言語に翻訳するための翻訳機としての役割を持ちます。

Intel Macで起動したソフトウェアはRosetta 2によってほぼほぼ動くと言われていますが、初めの起動に翻訳にかかる時間が発生するため、起動が遅いなどのデメリットが発生します。

また、アップルは開発者に対して、ソフトウェアのユニバーサルApp化を目指そうとしています。ユニバーサルApp化とは、既存のIntelコードとAppleシリコン用の2つのコードをもちあわせて、どちらで起動してもスムーズに動くアプリを目指そうとしているようです。

ARMベースだからiOS用のアプリも動かせる

AppleシリコンはiPhoneやiPadに搭載されているAシリーズと同じARMベースのSoCなので、使用する言語が同じ。なのでMacでもiOS/iPad OS向けのアプリが動かせるようになりました。

ただし、これらは開発者がMacでも動かせるよう許可している場合のみ。すべてのアプリが動かせるというわけではありません。

Appleシリコンは爆速! 省電力! 超パワフル!

これらAppleシリコンを搭載した製品が3機種発表されたわけですが、3機種とも搭載されているM1チップは同じものだそうです。同じものだからパフォーマンスもほぼ同じ。MacBook ProとMac miniには冷却用のファンが搭載されているので、多少の負荷処理時にもパフォーマンスを落とさずに作業できるとした特性があるようですが、そもそも省電力化によって熱を持たない設計だそうなので、MacBook Airにはファンを搭載していないそうです。(なんてことだ……)

10月に発売したiPhone 12シリーズも、どの製品にも同じA14チップが搭載されています。Macも同じようにパフォーマンスは同じで、自分の用途や予算によって選ぶ製品を変えることができる。ユーザーにとってはなんともありがたいことです。

アップルはAppleシリコンの統一化に向け今後2年ほどを移行期間として、intel Macも併売するようです。これまで使っていたソフトウェアを安定して使いたい場合はintel Mac。これから先を見据えるつもりならM1搭載Macを選ぶといいでしょう。

レンタルとしてもぜひ扱いたいところですが、市場の動向を見て……といったところですかね。何はともあれ使ってみたいですね!

ABOUT ME
Saijo
Saijo
APEXレンタルで機材担当をしているApple信者です。 過去に某ITメディア編集部でWebディレ(アシ)経験あり。かたわらYouTube動画の企画・編集などをしてました。 主にカメラ、パソコン関連の記事を書きます、仕事では機材全般さわっています。