ビデオカメラ

ビデオカメラにおすすめの外付けマイク3製品を比較してみる

今回は日々お客様からいただく沢山のお問い合わせの中から、
『面接の模様を記録する際に、声をしっかり録音したい!』
というお悩みを解決したいと思います。

内蔵マイクでもある程度の音量、音質で話声は録音できますが
面接風景の撮影において大事なのは、
画質よりも、話の内容がしっかり聞き取れること!
そこで外付けマイクの登場です。

今回は、比較的安価で一般的なビデオカメラを使用して、
外付けマイクを何種類か比較します。
このように離れた位置にカメラを設置し、実際に会話してみました。

カメラ

SONY CX630V

今回使用するカメラは、ハンディカムのSONY CX-630Vです。
カメラ選びに迷ったらこれ!弊社でも一押しの使いやすい製品です。

マイク

比較するマイクは3種類です。

SONY ガンズームマイク ECM-GZ1M

前方の狙った音を収音できる「ガンモード」、ハンディカム本体のズームに合わせてマイクの指向性が変わる「ズームモード」の2種類の集音モードを搭載。今回は「ガンモード」での収録です。
スタッフ2人のちょうど間に向けて撮影をしました。

SONY ワイヤレスマイク ECM-W1M

被写体と撮影者両方の音声を録音する「MIXモード」、被写体の音声のみ録音する「SINGLEモード」を搭載。
右側の受信機はビデオカメラの頭に接続します。

今回は「SINGLEモード」で撮影しました。
マイクはクリップ式になっているので、質問される側の人物の胸元に挟んで使用してみます。

audio-technica バウンダリーモノラルマイクロホン AT9921

弊社で取扱いする前からお問い合わせを多くいただいていた、「バウンダリーマイク」です。主に会議等で録音をする際に、テーブル等の平らな面にポンと置いて使用するマイクになります。

単一指向性(前方を狙った音)」と「全指向性(周囲全体の音)」との収音切替が可能です。今回は全指向性で2人の間に置いて撮影しました。
付属のケーブルを使用して、ビデオカメラのマイク端子に接続します。

実際に撮影した動画を見てましょう

比較結果

SONY ガンズームマイク ECM-GZ1M

内蔵マイクに比べ多少音量は上がりましたが、あまり劇的な変化は感じられませんでした。
単一指向性のマイクを二人のスタッフの中間にざっくり向けて収録していたのが原因かと思われます。
実際に片方のスタッフにだけマイクを向けてみると、マイクを向けたスタッフの声ははっきりと大きく収録出来ていました。
こちらのマイクは複数人の会話をバランスよく収録するのにはあまり向いていないかも知れません。

録りたい音の対象が絞られている場合にはとても良いマイクだと思います。

SONY ワイヤレスマイク ECM-W1M

内蔵マイクに比べ音も大きく、音質はかなり良く撮影できました。
周囲の雑音もなく、声のみをしっかり拾えています。今回比較したマイクの中では音質が1番良かったように感じます。
今回はマイクをスタッフAに付けて撮影をしている為、若干スタッフAの方が音量が大きくなっております。
今回ぐらいの2人の距離感であれば音量の差は思ったほど気になりませんでしたが、
やはり距離が離れていくごとに音量の差は大きくなります。
音質はとても良かったので、距離感によっては面接風景の撮影時には有効なマイク選択となります。

audio-technica バウンダリーモノラルマイクロホン AT9921

内蔵マイクと比べ音量はかなり大きく、音質バランス共に良く収録出来ました。
音量に関しては場合によっては大きくなりすぎる事がございますので、カメラの音量入力レベルをマニュアル設定で調整する事をおすすめします。
二人のちょうど間にマイクを置くことが可能ですので、声に音量の差もなく、
面接以外でも会議の録音など複数人の会話を撮影する際には、有効なマイクとなります。
ただし集音性が高すぎる為、換気扇の音までしっかり入ってしまいました。
雑音になりそうなエアコン等の電化製品は切って撮影をするとさらに綺麗な音で収録が可能です。

まとめ

以上簡単な比較ではございましたがそれぞれ異なる特徴がありました。
マイク選択の際のご参考にして頂けましたら幸いでございます。
たくさんのレンタル、ご相談をお待ちしております!

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※レンタルいただくビデオカメラによっては使用できないマイクもございますので、
互換性を事前にご確認くださいませ。

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