DJI OSMO Action 3は熱停止しにくい? 本当かどうか検証してみた|APEX Insight - エイペックスインサイト -
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DJI OSMO Action 3は熱停止しにくい? 本当かどうか検証してみた

エイペックスレンタルズ編集部

2022年9月14日に発表されたDJIの最新アクションカム「DJI OSMO Action 3

前作Action 2では本体サイズが小さく、オプションパーツと組み合わさるギミックが面白い端末でしたが、今作では初代Actionの形を踏襲してきましたね。ある意味本気でGoProに対抗してきた感じがします。

弊社でも早速レンタルを開始しましたが、どうやらこのカメラ長時間撮影による熱停止(熱暴走によって停止)には結構強いらしいですよ?

スペック比較

DJI OSMO Action 3とGoPro HERO 11の違い

DJI OSMO Action 3

 

GoPro HERO 11

 

静止画画質

12MP

27.13MP

最高録画画質

4K 120p

5.3K 60p

防水性能

ケースなしで水深16mまで

専用ケースをつければ水深60mまで可能

ケースなしで水深10mまで

専用ケースをつければ水深60mまで可能

手ブレ性能

RockSteady 3.0

3種類の補正モードがある。HorizonSteadyで360度回転しても水平を保つ撮影が可能

HyperSmooth 5.0

強力な手ブレ補正で360度回転しても水平維持が保たれる

スマホ操作

専用アプリ「DJI mimo」で制御可能

Wi-FiやBluetoothを使ってワイヤレス操作が可能、Rec中のプレビューもできる

専用アプリ「Quik」で制御可能

Wi-FiやBluetoothを使ってワイヤレス操作が可能、Rec中のプレビューはできない

撮影性能としては最大5.3Kが撮れるGoPro HERO 11のほうが勝っていますが、Action 3も負けず劣らず、防水性能ではGoProよりも水深が深いところまで使えます。

熱処理性能では、Action 3が-20℃の低温環境でも、最大150分の連続撮影に対応すると公開していることから、相当過酷な環境でも使えることをアピールしています。

本体の特徴

前面に液晶がついて、GoProと完全に似たよう……(あまり言わないようにしましょう)
まあ初代Actionがこのデザインを最初にやったのでパクったのはGoP(以下自主規制)

大きさはGoProよりも少し小さいですが、レンズが丸くて存在感が強いですね。

面白いのがこれ。レンタルで扱うアドベンチャーコンボセットには、エクストリームバッテリーを3つ収納できるバッテリーケースが付属します。もちろんレンタルではバッテリーも3つ付属でおつけしますよ!

このバッテリーケース、AppleのAirPodsみたいな充電できるケースかなとはじめ思ってたのですが、どうやらケース本体にバッテリーが内蔵されているわけではないので、充電する機能はないようです。
ただ、このケースはAction 3のバッテリーを入れた状態であれば、モバイルバッテリーとしての役割も果たすので、USBポートからケーブルを繋げばスマホだって充電できちゃう。こういうところが好きですDJI様!

本体側面にはバッテリーとmicroSD。容量は最大256GBまで対応してます。

バッテリー容量はAction 3のほうが1770mAh、GoPro HERO 11のほうが1720mAhと、どちらもほぼ互角な容量差。

Action 3にはUSB-Cポートがついています。充電端子としても使えますが、UAC/UVC Webカメラに対応にしているので、パソコンを接続すればウェブカメラとしても使用可能! GoProではできないので、Webカメラとして使う場合はAction 3のほうが良いかもです。

背面の接続部はAction 3専用のマグネットアタッチメントをつけることでオプションパーツをつけることが可能です。アドベンチャーコンボに付属している延長ロッドを使えば高いアングルからの撮影もできますよ。

撮影開始

さて、では実際に撮影してみて熱停止してしまうのかどうか検証してみましょう。

録画画質は両者ともに4K 60pで撮影してみます。固定をしたまま録画を続け、両者が熱停止するまで撮影を続けようと思います。

動画をみていただくとわかると思いますが、GoPro HERO 11は約30分ほどで本体の熱上昇により録画が停止。対するAction 3は熱上昇どころか、バッテリーが尽きるまで録画が停止されることはありませんでした。

というか夕焼けが綺麗すぎませんか。

Action 3も確かにGoProと同じくらい本体が熱くなっていましたが、それでも停止することなく録画できるというメリット。もしかしてこれ良い端末なのでは? これ給電しながら録画をつづけたら一体いつまで録画できるんでしょうね……?

というわけで今度はモバイルバッテリーで給電しながら長時間録画してみることにしてみました。今朝の気温は13度前後だった気がします。SDカードは64GBだと1時間くらいでいっぱいになってしまったので、今度は128GBを用意。朝5時半に起きてカメラスタンバイ。前日はすごい良い天気だったのに……

結局途中で止まることなくSDカードいっぱいまで録画できてしまいました。回収したときには本体はほんのり温かいくらいでバッテリーもしっかり給電されてましたし、熱に強いというのは本当かもしれません。

熱停止は時と場合による

今回は野外で(しかも気温も低い)環境で試したので、停止はしませんでしたが、室内で暖房の効いた部屋だと熱停止する可能性は十分ありえると思います。
社内で別のスタッフが4K 120pで長時間録画したところ熱上昇の警告が画面にでてきましたが、画面が暗くなるだけで録画が停止されることはありませんでした。

検証した限りでは一度も熱停止しなかったので、絶対にしません!とは言えないのですが、高画質録画でもこれだけ長時間撮れるわけですから、結構タフな機種だと思われます。

長時間録画をしたい、USB接続してパソコンのウェブカメラ代わりとして使いたいときはGoProよりも有力なアクションカムかもしれませんね。

 

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