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HDMIケーブルを延長して離れた場所に出力する方法(実践編)

以前寄稿したこちらの記事が好評でしたのでもっと実践的な記事を頼むってことで、今回は実際にどのような機材を使用して、どのように接続すれば映像が映るのか。実践しながら記事で説明していきます。

HDMIケーブルを延長して離れた場所に出力する方法(機材編)「HDMIケーブルを延長して、離れた場所へ出力する場合、どのように伸ばしたらいいでしょうか」 お客様からお問い合わせ頂く内容で、こ...

まずは前回の記事を読んでもらったほうがイメージはできるかと思いますが、
今回メインで説明するのは、市販のハンディカムである『HDR-CX680』から、HDMIで出力し、10m以上離れた場所にある(仮定)モニターに入力するといった内容です。

もちろんそこまでの広い場所を確保できなかったので職場のいちスペースを使用し、長距離と仮定したまでです。

今回検証で使用した機材は主にこちら

  • HDR-CX680
  • 三脚
  • HDMIケーブル(30m)
  • ジョイントアダプター
  • BNCケーブル(5m)
  • HDMI to SDIコンバーター
  • SDI to HDMIコンバーター

やってみよう

まずはカメラを三脚に固定しておきます。

カメラからHDMI出力するわけですが、カメラによってHDMI端子の種類が異なる場合があるので、そのカメラに合うタイプのHDMIケーブルを用意しましょう。今回、HDR-CX680はマイクロHDMI端子が付いていますので、当社レンタル品に付属でお付けしているマイクロHDMIケーブルをご使用下さい。

カメラに付属のマイクロHDMIケーブルは1m〜1.5m程度の長さしかありませんので、ジョイントアダプターを使用して長さを延長する必要があります。

また、このようなマイクロHDMI(オス)からHDMI(メス)へ変換するアダプターも存在します ※オプションレンタル

これでHDMIケーブルの延長をすることができました。しかしこのままではカメラに接続された端子部分が自重で曲がり、映像が切断される恐れや、負荷がかけることで故障の原因にもなりかねません。

なので根本部分に負荷がなるべくかからないよう、養生テープを使用して三脚にケーブルを固定するとよいでしょう。端子の根本に負荷をあたえないようにたるみをもたせ、ケーブルに余裕をもたせてテープで固定します。これで端子から急に抜け落ちる心配もなくなります。

同様にジョイントしたアダプターも抜け落ちないようにテープで固定しておくとよいでしょう。

カメラから延長で伸ばしたHDMIケーブルはモニターまでまだ届かない距離と仮定します。
前回の記事でも書きましたが、HDMIは最大でも10m程度が限度と言われています。HDMIをジョイントでいくつも繋げるやり方は理想的ではありません。
では、10〜30m以上の長さまで伸ばすためにはどうしたら良いでしょうか。

BNCケーブルを使う

前回の記事でも説明したように、長い距離を伸ばすためにはBNCケーブルを使うといいでしょう。HDMIとは別物なので、規格を交わすためにコンバーター(変換機)を使用します。

【カメラ】─【HDMI to SDIコンバーター】─【SDI to HDMIコンバーター】─【モニター】

コンバーターでHDMIからSDIに変換させたら、モニター付近でまたSDIからHDMIにケーブルを変換させる必要があります。そうすることでコンバーター同士の間をBNCケーブルを使って長い距離に伸ばすことができるようになります。

これでカメラから伸びたHDMIケーブル(30m)がHDMI to SDIコンバーターに一度入力され、そこからBNCケーブル(5m)を使用してSDI to HDMIコンバーターへと映像が送られます。そしてまたHDMIケーブル(30m)へと映像が変換されて、モニターへと出力されるという仕組みです。間に用意したBNCケーブルはもっと長いものを使うこともできます。

今回は結果的に60m以上の距離を繋げることができました。

手ブレ補正付きカメラを三脚に設置する際の注意

手ブレ補正付きカメラの場合、補正機能がオンの状態で三脚に設置すると、手ブレ補正のが変に働いて映像が乱れたりおかしな挙動をしたりする場合があります。必ず、カメラのメニューから手ブレ補正機能のオフをするよう注意して下さい。

業務用カメラを使用する場合

業務用カメラにはもとからBNC出力が搭載されている機種があります。その場合はカメラから直接BNCケーブルで映像を伸ばすこともできます。

基本的にはこのようにして映像を伸ばし、離れた位置のモニターに映像を出すというやり方です。

今回はあえてコンバーターを経由した複雑な方法で説明しましたが、光ファイバーのHDMIケーブルもレンタル品としてご用意していますので、そちらも合わせて活用することで現場の機材を減らすことができそうです。

もし不明な部分や疑問点などありましたら、弊社までお問い合わせ下さいませ!

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