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iPadを縦モニターに縦方向で出力してミラーリングする超簡単な方法

当ブログで2015年に書いた記事「iPadを縦方向で縦モニターになんとかミラーリングする方法」が、わりと長く読まれ続けているのですが、さすがに情報が古すぎやしないかということで、今回は以前の方法よりも簡単で誰でもできる方法でご紹介したいと思います。

最近だとインスタグラムやYouTubeなどでも、縦画面のまま見る動画をよく目にしますよね。誰でもスマホを持っている今の時代にあわせられた、面白いマーケティング方法だと思います。

品川駅は縦画面液晶が多く並ぶ

サイネージ向けに作られた専用のモニターは縦画面に表示させるオプションがあったりするわけですが、テレビやPCモニターに表示させるとなるとそういったオプションがないため、ちょっとした工夫が必要です。

では、iPadの画面を縦モニターに表示してみましょう。

使う機材はこちら

・iPad

・縦画面のモニター

・HDMIケーブル

・macOS(Yosemite以上)

・Macの機種によってはAVアダプター(HDMI出力が必要です)

iPadを普通にHDMIで接続するとこんな状態で映ります。

普通はモニターに対して画面は一方向にしか向きません。

では縦向きにしたモニターに対して縦表示で表示させるにはどうしたらいいものか……

そこでMacを使いましょう、原理としてはこうです。

母艦としてMacを使用しますが、MacにiPadをUSBで接続し、モニターとMacをHDMIで繋ぎます。

Thunderbolt 3搭載のMacBook Proの場合、こういったHDMI出力できるアダプタが必要になります。

Macの設定を確認しよう

まずはMacのほうの設定から確認していきましょう。
ドッグから「システム環境設定」を開きます。

次にディスプレイ設定を開きます。

HDMIで外部モニターと接続しているので、モニターの解像度設定画面も出てくるかと思います。

外部モニターの解像度を変更します。
解像度変更画面で画面の回転を90度回転させましょう。

モニターにあわせて画面が回転します。
解像度を変更してもいいかどうかの確認画面がでてくるので、「確認」を押して確定します。

画面配置はこんな感じになってるかもしれません、これでモニター側の準備は完了。

iPadの画面をMacに表示させる

macOS X 10.10から、iPadやiPhoneの画面をMacへ直接ミラーリングできるようになっているのはご存知でしょうか。
必要なものはiPad本体と、Mac、USBのLightningケーブルそれだけ。

特別なソフトをインストールする必要もなく、簡単・早い・使いやすいの3柱。

  • MacのQuickTime Playerでミラーリング処理
  • 有線接続するからほぼ遅延しない
  • iOSの画面をMacに録画することも可能

まずMacのアプリケーションから、「QuickTime Player」を開きます。
QuickTime PlayerはMacにはじめから入っているソフトウェアなのでインストールする必要はありません。

QuickTime Playerを開くと画面上部のステータスバーがQuickTimeのメニューにかわります。
「ファイル」→「新規ムービー収録」へ進みます。

QuickTimeの収録画面が立ち上がりますが、真ん中のRecボタン横にある「∨」を押すと、接続しているiPadの画面へ切り替えられるようになります。

カメラ・・・・・・収録する映像の画面を切り替える

マイク・・・・・・収録する音声の入力を切り替える

品質・・・・・・・気休め程度の画質

品質は正直切り替えてもその変化がほぼわからないので、収録しないのであれば「高」のままでも十分です。

画面にiPadが表示されました。iPadの画面をモニター側に移せばこのとおり。
全画面表示にすれば、縦にしたモニターにもiPadの画面を縦画面のまま表示させることができました。

まとめ

前に書いた「iPadを縦方向で縦モニターになんとかミラーリングする方法」よりも、手軽で簡単、母艦としてMacは使いますが、iPadとの相性もいいので動きもなめらかです。
展示会やプレゼンなどで、この方法を使ってみるのもいいかもしれませんね。

要望があれば今度はWindowsでやる方法もご紹介しようかと思います。

今回使った機材はこちら

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