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ノートパソコンの選び方 用途によって選ぶべきポイント

パソコンを買う前の大前提として、何の用途で使うのか考えますよね。

ビジネス目的で使うのか、ゲームがしたいのか、それとも動画編集や3DCG作成などクリエイティブ目的で使うのか。
用途によって選ぶべきポイントが変わってきますので、一緒に考えてみましょう。

ちなみに当社ではパソコンレンタルも行っています。個人利用や法人でのまとまったレンタルも受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

ビジネス用途で使う場合

会社員が仕事で使うために使われるビジネス向けのノートPCは、「薄い、軽い、丈夫さ」がだいたい決めてとなります。この3つの項目ごとにみてみます。

薄い

近年のパソコンは10年前のパソコンに比べるとかなり小さくて筐体も薄く仕上がっているものが増えました。半導体や、バッテリーなど、より小さい部品で高いパフォーマンスを引き出せる技術が進んできた証拠です。

2010年というと、もう当たり前となったIntel Core iシリーズが発売されて1年目となる年です。いまや第11世代目となったCore iシリーズ、性能差は数字でみても明らかですね。

Intel Core i 第11世代CPUベンチマークIntel Core i 第1世代CPUベンチマーク
Core i7-11850H23578Core i7-840QM3351
Core i5-11300H11877Core i5-580M2569
Core i3-1125G49159Core i3-390M2160

薄さで言えばMacBook Airが誕生したのも約10年前。正確には2009年ですが、当時のMacBook Airの薄さは驚愕だったのを覚えています。ディスクドライブを廃止し、ハードディスクではなくSSDをメディアとして使用。今ではスタンダードになったパソコンの常識を一番はじめに提案してきたのがMacでした。

軽い

持ち運ぶ用途で選ぶのであればやっぱり軽さは正義ですよね。2021年の今、世界で最も軽いパソコンは富士通の『LIFEBOOK WU-X/E3』という機種で、なんと634g。
1kgを下回れば軽いと言われるのに、600g台ってのは驚きですね。

丈夫さ

ビジネスは戦場、営業マンにとってパソコンはいかにタフであるかが重要です。強靭なボディ、長持ちするバッテリー、複数処理にも耐えるパフォーマンススピード!

それを兼ね備えるのが、長年ビジネスマンに愛されてきたパナソニックの『レッツノート』シリーズ。「いつでもどこでも使えるパソコン」という命題にかけ、長年しのぎをけずって進化を続けてきたパソコンです。

踏んでも、落としても、水に濡らしても壊れにくい! 最強ビジネスPC、それがレッツノートです。

ゲーム用途で使う場合

最近はコンシューマーゲームよりもパソコンでゲームをすることが多くなったという方も増えているのではないでしょうか。予め性能が制限されたコンシューマーゲームよりも、自分でカスタマイズして性能を引き上げ、より良い環境下でゲームができます。

ゲーム用途の場合はノートパソコンでやるか、それともデスクトップにするかで悩むところでしょう。重たいレンダリング処理を伴う3DCGゲームの場合は、高速で描画するグラボや、CPUの性能、高速で読み書きするSSD、熱を冷やす冷却装置の性能がものを言います。それらを自分でカスタマイズできるのはデスクトップの魅力。

一方、ノートPCタイプはデスクトップほどのパフォーマンス性能は出せませんが、それでも年々グラボ性能は進化を続けています。高い描画処理や、4Kなどの高画質性能を求めなければ、ノートPCでも充分遊ぶことはできるでしょう。

さらに、ヴェイパーチェンバーと呼ばれる熱伝導性の強い金属板が、冷却装置として有効活用され筐体の薄型化にも影響。最近ではスマートフォンにも搭載されるようになりました。

薄くて軽い、デザイン性もいいゲーミングPC

有名どころでいうと、RazerBladeというメーカーがあります。値段はやや高いですが、デザイン性が強く、パフォーマンス性能も良いので好んで使う人もいるでしょう。

さらにRazerBladeでは「Core X」というGPU拡張ボックスも販売されており、グラボを搭載していないノートパソコンでもデスクトップPCと同じグラボを外付けして拡張することができます。(グラボは別で用意する必要あり)


動画編集用途で使う場合

動画編集用途で使う場合は動画のレンダリング処理や、エンコード処理、たくさんの負荷処理に耐えうる増量メモリーなど、考慮すべき点はたくさんあります。
この点においてはゲーミングPCでも充分なパフォーマンスを引き出せるでしょう。

GPUはAMD社のRadeonとNVIDIA社のGeForceが大半のシェアを締めています。それ以外だとNVIDIA社のQuadroというグラボもあります。映像制作系に強いグラボですが、価格も高く、CAD制作や医療系の専門性の高い分野で求められることが多いです。

NVIDIA Quadroを搭載した「FUJITSU H760」

まとめ

最近ではCPU性能も高くなったので、GPUを積んでいないノートPCでも動画編集ができますし、多少重たい処理でも動かせるスペックのものが増えています。
ただ処理をもっと早く終わらせたかったり、負荷のかかる作業を求めるのであれば、ゲーミングPCのような高いスペックのものが求められます。

アップルのようにハードとソフトウェアを同時に作っている場合は、自分自身でカスタム出来ない分、Mac用に開発されたソフトウェアで最大限のパフォーマンスが引き出せるスペックのものが予め搭載されています。

結局は自分が使いたいと思うパソコンを使うのがおすすめですね。
買う前にちょっと使ってみたいならパソコンレンタルがおすすめです。

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