交換レンズ

マクロレンズの力で日常にアートな世界を見出す

写真を始めてみたが、何か物足りなさを感じている!

写真でもっと自分の世界観を出したい!

アートな写真を撮ってみたい!

そんなお悩みは……マクロレンズで解決できます!!
今回ご紹介するのは、マクロレンズの中でも比較的扱いやすい
Canon EF100mm F2.8Lマクロ IS USMです!

これぞまさに魔法のレンズ!!初心者のリーサルウエポンです!!
いえいえ、決して大袈裟ではございません。
どうぞ下記をご覧下さい。これが一眼レフ&マクロレンズ初心者の筆者が撮影したものです。

作例

猫の目、まるで水晶玉みたいです。(f2.8・1/100・ISO-12800)
子供の涙も良い味出てます。(f2.8・1/100・ISO-100)
お花の雌しべ。針みたいです。(f2.8・1/250・ISO-100)
頬の乾燥具合もくっきり。(f2.8・1/80・ISO-250)
ただの落ち葉がアートな感じになっちゃいます。(f2.8・1/100・ISO-160)
まつ毛も数えられますね。(f2.8・1/20・ISO-800)
ここまで寄ると、もうお花には見えないですね。(f2.8・1/500・ISO-100)
こんな壊れかけのクモの巣でさえアートに写ります。(f2.8・1/100・ISO-100)

いかがでしょうか? 完全初心者の筆者でもここまでの仕上がりでございます。
これさえあれば、インスタ映え間違えなしのオシャレ写真はもちろん、上記のような何気ない日常をアートな視点で楽しめますよー!!

マクロレンズって何?

さて、ここでマクロレンズの特性について少し触れます。

特性1 被写体を大きく写せる

レンズには最大撮影倍率というものがあります。
最大撮影倍率とは被写体に最も近寄って(最短撮影距離で)撮影した時に
最大どれくらいの大きさにイメージセンサーに映せるかということです。
大抵のマクロレンズの場合、この倍率が0.5倍~1倍(1/2~等倍)となります。
つまり、被写体の大きさの半分、もしくは被写体と同じ大きさをイメージセンサー上に映すことができるのです。

少し分かりにくいので、数値で表してみます。

最大撮影倍率が1倍のマクロレンズの場合、10mmの被写体はイメージセンサー上では10mmに映ります。
最大撮影倍率が0.25倍標準ズームレンズの場合、10mmの被写体はイメージセンサー上では2.5mmに映ります。
方程式にすると……

最大撮影倍率

イメージセンサー上に映った大きさ÷実際の被写体の大きさ

になります。

さらに簡単に言えば、最大撮影倍率の値が大きければ大きいほど、被写体を大きく拡大して撮影できるということです。
ちなみに、今回ご紹介するCanon EF100mm F2.8Lマクロ IS USMの最大撮影倍率は
1倍(等倍)です。

特性2 被写体にものすごく近寄れる

マクロレンズはなぜここまで大きな写真が撮れるかというと、被写体にめちゃめちゃ近寄っているからなのです。
どのくらい近寄っているかというと……
↑このくらいです。(レンズフード付きなのでちょっと分かりにくいですね)

マクロレンズは、被写体にすごく近づいてもピントが合います。
異常なくらい近寄って撮影できるので、撮影というより虫眼鏡で観察する感覚です。

上記のようにレンズには被写体を撮影できる(被写体にピントを合わせられる)最短の距離があります。これを「最短撮影距離」と言います。マクロレンズは最短撮影距離が非常に短くなります。

標準のズームレンズの最短撮影距離は40cm程度、望遠レンズだと1m程度のところ、
今回紹介するEF100mm F2.8Lマクロ IS USMの場合は最短撮影距離が30cmとなっています。

手振れ補正がすごい!

今回、数あるマクロレンズの中から、なぜこのEF100mm F2.8Lマクロ IS USMを選んだかと言いますと、超高性能の手ぶれ補正機能搭載だからです。通常、マクロレンズでの撮影は被写体にギリギリまで寄って撮ることが多いので、ブレてしまいがちです。

しかし、EF100mm F2.8Lマクロ IS USMは三脚を使わずとも、手ブレを気にせず撮影できるのです。
実際、今回は全て三脚無しで撮影しましたが、全く手ブレのストレスは感じませんでした。近距離での撮影は息を止めなくても全然ブレません。

接写じゃなくてもOK!

マクロレンズは上記のように被写体にすごく近寄って撮影できることが醍醐味です。
しかし、このEF100mm F2.8Lマクロ IS USMは接写だけではなく、
スナップやポートレート撮影も結構いい感じにできちゃうのです。

こんな状況でも手振れ補正機能に頼れるので安心です。(f2.8・1/100・ISO-160)
(f2.8・1/100・ISO-100)
(f2.8・1/320・ISO-320)

単焦点のボケ味はやっぱりいいですねー。(f2.8・1/80・ISO-100)

まとめ

普段見慣れているものでも、新たな視点で見ることで、とても新鮮に感じることができます。私自身、初めてマクロレンズを使ってみて、日常に隠れていたアートを発見できた気がします。
マクロの世界を体験したことの無い方は是非一度お試し下さい。
時間を忘れて撮影にのめり込めると思いますよ。

今回使用した機材

この記事もおすすめ