Windows

【パソコンスペック】あなたに(だいたい)適したレンタルパソコンを探そう【CPU】

恐らくこの記事に辿り着いた方は、なんらかの理由でパソコンを探してらっしゃるかと思います。購入かもしれませんし、はたまたレンタルかもしれません。

でもパソコンなんて普段よく使ってはいるものの、購入する頻度なんて極稀ですし、スペックの見方なんて気にする事も無いのではないでしょうか。

そんなあなたへ送る、パソコンを選ぶ際の目安になるちょっとだけ深堀りしたスペックの見方をご紹介したいと思います。

パソコンはバランスが大事

記録域(ハードディスクなど)を除くとパソコンのスペックは概ねCPU、メモリ、GPUの3つで決まります。このスペックをベースにやりたい作業が快適に行えるかを考えてパソコンを選びましょう。APEXレンタルのパソコンレンタルは大きく4つに分かれています。

・ウェブ閲覧や少人数のZOOM、文書作業
スタンダード

・映像編集や大人数のビデオ会議、Adobeなど高度なソフトを用いた作業、ゲーム
ハイスペック

・持ち運びのしやすさ(スペックは中程度)
モバイル

・4K編集やエンコードや3D処理などノートパソコンでは足りない
デスクトップ

昨今のパソコンの殆どの機種はSSDという高速にデータを読み書き出来る記録域が搭載されているので、殆どの機種でストレスを感じることはないでしょう。(Windows10の中では1機種だけA574MというスタンダードノートPCはHDDモデルです)

今回は第1回CPU編です。デスクトップは考え方が異なる部分も多いため、今回の記事は全てノートパソコンを基準に紹介させていただきます。

CPUは新しさが大切

CPUはパソコンの頭脳を担っています。
性能が高ければ高いほどより早く処理が出来ると考えてください。

例えばこの2種類のハイスペックモデルで比較してみましょう。

同じインテル製のCPUでCore i7を搭載しています。
この2機種ですとAがより性能の高いCPUになります。

ポイントとしてはAが第10世代と新しく、Bが第7世代のCPUを搭載しています。シンプルな話ですが基本的に新しいCPUほど総合的な性能は向上していると理解してもらえれば分かりやすいと思います。

一見すると○Ghzという数字はBの方が高いため、Bの方が高性能と思われる方もいらっしゃいますが、CPUは複数の核(コア)が集まって構成されており、Aは6コア、Bは4コアとなります。1コアあたりのクロック周波数(○Ghz)が記載されるためAの方が低くともそれが6個ある方がパワーが出せるという理屈になります。

ではどの数字が何を表しているのかを見ていきましょう

CPUの見方と選び方

A.Intel(いんてる)これはメーカー名です。

B.Core(こあ)これはシリーズ名になります。パソコンの用途によって求められる基本設計が異なるため細かく分かれています。他のシリーズですとPentium(ぺんてぃあむ)やCeleron(せれろん)などがあります。更にそこからグレードが分かれており、Coreシリーズの中でもi3,i5,i7,i9など性能に応じてナンバーが異なります。基本的に数字が大きいほどコアが多かったり性能が高くなります。

C.10750これはプロセッサーナンバーと呼ばれるものです。
従来は4桁でしたが頭の数字が世代を表し、10世代まできたため5桁になりました。
10を除いた750、ここがCPUの総合的な性能を表しています。更にその後ろにアルファベットや数字が付くものもありますが、最近規則に変更があり長くなるので今回は割愛。

D.2.6GHz この数字は1つのコアの平常時におけるパワーだと思って下さい。
機種によっても異なりますがこのCPUには更に括弧書きで細かく書いてありますね。

E.コア数→現代のCPUは複数のコアで構成されており、雑な言い方ですと1個あたりのパワー×数ですので多ければ多いほど能力が向上します。

F.キャッシュ→ここはあまり気にしなくて大丈夫ですが、一時的に情報を保管してスムーズに処理するためのスペースです。

G.最大5.0GHzまで可能→ターボブーストやオーバークロックと呼ばれる一時的にパワーアップさせる機能がCPUには備わっています。4Kや3Dの描写、ゲームなど平常時のパワーでは足りない場合に上げられる最大値になります。

頭脳以外でも活躍するCPU

画像:Pixabay

頭脳以外にも大切な機能を担っています。
代表的なものでプロセッサー・グラフィックス、いわゆる内蔵GPU(iGPU)と呼ばれるものがあります。映像の処理、出力などを担う部分になります。4Kに対応しているか、何画面まで出力出来るかなどがここで決まります。後日ご紹介する内蔵でないGPUもありますが、こちらは必要な人とそうでない人がいるため一般的なパソコンにはCPUについてくるiGPUを使用します。

それ以外でも、誰しもが使うWi-Fi、これもCPU周りのお仕事です。最近ではWi-Fi 6という次世代規格がありますが、これは第10世代以降のIntelCPUが対応しています。

一般の方は中々見ることもないページですが、公式サイトにはこういった様々な情報が掲載されています。(私は職業柄新しいパソコンが入ると必ずチェックします)紹介した数字以外にもパソコンの中枢として様々な部分を担っていますので興味ある方は是非公式仕様もご覧ください。

インテル® Core™ i7-10750H プロセッサー(外部リンク)

APEXレンタルのCPUランキングTOP3

最後にベンチマークと呼ばれるCPUを数字でスコア付したもので、APEXレンタルのパソコンTOP3をご紹介します。あくまでCPUのみの指標ですがレンタルの際に是非参考にしてみてください。ベンチマークスコア出典→BTOパソコンミニ館(外部リンク)

第一位 Dell G3 15

インテル Core i7-10750Hプロセッサー 2.6GHz
(6コア、12MBキャッシュ、ターボブースト最大5.0GHz)
ベンチマークスコア(PassMark):12668

第二位 Dell G5 15 プラチナ または G7 15 プラチナ

インテル Core i7-8750Hプロセッサー 2.2GHz
(6コア、9MBキャッシュ、ターボブースト最大4.1GHz)
ベンチマークスコア(PassMark):12401

同第三位 HP Pavilion Power 15
同第三位 DELL ALIENWARE 17 R4 プレミアム VR

インテル Core i7-7700HQ プロセッサー 2.8GHz
(4コア、6MBキャッシュ、ターボ ブースト最大 3.8GHz)
ベンチマークスコア(PassMark):8979

番外編 スタンダードPC1位 FUJITSU LIFEBOOK A5510/D

インテル Core i5-10210Uプロセッサー 1.60GHz
(4コア、6MBキャッシュ、ターボ・ブースト最大4.20GHz)
ベンチマークスコア(PassMark):6456

次回はレンタルパソコンの選び方 メモリ編をお送り致します。

ABOUT ME
四谷てんちょー
四谷店の店長です。 チャットサポートのメイン窓口もやってます。 この道10年の経験を生かして、動画やブログで機材情報を発信していきます!
この記事もおすすめ