一眼レフ

PENTAX Kマウント4種類の解説と対応カメラまとめ


PENTAXユーザーの皆様こんにちは!

昨年はPENTAXにとって待ちに待ったフルサイズ機「K-1」が発売されましたね。
弊社でも昨年からPENTAXレンズの取り扱いを強化しております。
実際調べてみると、PENTAXレンズのレンタルをしているレンタル会社って実は少ないんです。

Canon、Nikonに押されがちな一眼レフ業界ですが、PENTAXはフィルム時代からカメラ好きのユーザー向けに、小型・高性能かつ他社には真似できない斬新なアイディア機能満載な商品を低価格で販売している老舗カメラ・レンズブランドです。

ところでPENTAXを使用している方は、ご自分が所有しているカメラがどのレンズと組み合わせて使用できるかご存知でしょうか。
カメラボディは持っていてもPENTAXレンズはなかなかレンタルできる機会が少ないので、ご自分が持っているレンズ以外は使った事がないという方も多いかと思います。
そこで、今回はPENTAXデジタル一眼レフ用レンズに採用されているKマウントレンズについてご紹介したいと思います!

Kマウントについて

カメラメーカーはそれぞれ自社のレンズマウントを使用しています。
マウントの合ったカメラとレンズ同士でしか組み合わせて使用ができませんので、例えば PENTAXのカメラボディに Canonのレンズといった違うマウント同士を組み合わせて使用することはできません。

PENTAXは一眼レフカメラ用にKマウントというマウントをなんと 1975年から使用しています。
途中でマウントを変更してしまうメーカーもある中で、PENTAXは 40年以上もKマウントを使用し続けています。

フィルム時代からの古いレンズもずっと使い続けられるようにという、PENTAXからのユーザーへの配慮なのでしょう。
その為、K マウントレンズは、基本的には現在発売されている一眼レフカメラには、40年前のレンズから最新のレンズまで全て取り付ける事が可能です。

※他にもフルサイズより大型のセンサーを搭載した中盤デジタル一眼レフ用645マウントや、小型デジタルミラーレスカメラ用のQマウントも存在しますが、これらはKマウントとは異なる為、同じメーカーでもそのまま取り付けることはできません。使用するにはアダプターが必要なので要注意!!

しかし、40年の歴史の中で、Kマウント自体の形状変更はなかったものの、性能自体は大きく進歩してきました。
その進歩の過程の中で、細かいバージョンアップが施されてきており、実は取り付けはできるけど、オートフォーカスや、絞りなどの一部機能が制限されてしまうカメラボディとレンズの組み合わせが存在します。

Kマウントレンズには細かい種類があります!

Kマウントのデジタル一眼レフ用レンズは、実は細かく分けるとKAF・KAF2・KAF3・KAF4という4つの種類が存在します。
「KAF」とはKマウントのAF対応レンズ種類の事です。

※KAF以前のKマウントレンズももちろん存在しますが、今回は割愛させていただきます。

形状自体はどれも同じなので、取り付けは可能なのですが、実はカメラボディごとに対応可能なKAFの種類が違います。
その為、お使いのカメラがKAFレンズのいくつまでに対応しているかで、レンズの組み合わせ方を考える必要がある場合があります。

KAF の種類について

ではさっそく、KAFの種類についてご紹介したいと思います。

KAF

PENTAX は元々ボディ本体に AFモ ーターを内臓させる事によるボディ内AFモーターで AF制御をしていました。
その為レンズ側には AFモーターが内臓されておらず、そういったレンズをKAFマウントと言います。
AFの際のギュインギュイン! と音が大きいレンズはKAFマウントになります。

KAF2

KAF2マウントからはレンズ本体内に AFモーターが内臓されるようになりました。
レンズ内AFモーターにも SDM、DC、PLM と種類があるのですが、どのモーターもボディ内 AFモーターに比べ、音がとても静かです。

KAF2マウントに対応したボディで使用する際にはレンズ内 AFモーターで動作する一方、初期の頃に発売されたボディ内には、AF動作はKAFマウントのみ対応のモデルが存在する為、そういった旧式ボディでは自動的にボディ内AFモーターで動作するというハイブリッドな仕組みになっています。
また、現行品のレンズではあまり見かけませんが、パワーズームレンズにも対応しています。

KAF3

KAF2マウントからボディ内AFを駆動させる為の接点(カプラーといいます)が省かれたレンズになります。
その為、AFを動作させる為にはレンズ内AFモーターを使用する事になります。

初期の頃に発売されたKAFマウントのみ対応のカメラではAFが動作しません。

KAF4

KAF4マウントのレンズは、2016年に発売された最新のレンズマウントで、現在まだ弊社では取り扱いがないのですが、KAF3マウントをベースに絞りが電磁制御に変わった為、KAF4マウントに対応したカメラでないと絞り制御ができません。

KAF3マウントまでのレンズは、レンズ本体に絞りを調整するレバーが付いており、機械的に絞りを調整していたのですが、KAF4マウントからは、そのレバーを省き、代わりに電磁制御により絞り調整をするようになりました。

2017年4月現在 KAF4マウントレンズに対応しているカメラは、下記の機種のみになります。【 KP / K-70 が発売時から対応、K-1/K-3II/K-S2/K-S1/K-3/K-50がアップデートで対応 】

上記種類の違いを踏まえた上で……
冒頭でもご案内したとおり、PENTAXは「ボディが新しくなっても古いレンズが使えるように」と設計されているので、AFモーターが内臓されていないKAFマウントレンズの使用時にも AFで撮影ができるよう、最新機種まで全てのボディ側にAFモーターを内臓しています。

その為、新しいボディで型の古いレンズを使用するのは問題ないのですが、KAFにしか対応していない旧式ボディでKAF3以降のレンズを使用する場合、AFが作動しないという機能制限があります。※ MFでの使用は可能です。
また、KAF4に対応していないボディでKAF4レンズを使用する場合に絞り制御ができなくなるので要注意です。

KAF の種類を見分けるには?

では、使いたいレンズがどの KAFシリーズに該当するのかというと、実は調べるのが少し大変なのです。
通常、レンズの性能や種類というのはレンズ名からある程度読み取ることができます。

例えば「PENTAX-DA★50-135mmF2.8ED[IF]SDM」というレンズの場合


といった具合で、名称からレンズの種類や性能を知ることができます。

しかし、このレンズ名にはどこにもKAFのどの種類かの記載がありません。
また、メーカー公式 HPにも各レンズが KAFのどれに該当するかは、2016年に発売が始まったKAF4レンズ以外は記載がありません。
KAFの種類を見分けるには、レンズ名に書かれている性能を元に、公式HPを参照しながら自分で判断する必要があるのです。

しかし! これがぱっと見だけでは判断ができず、少しややこしいのです。

例えば、公式ページを見てみるとレンズ名に「smc PENTAX DA」が入るレンズは、KAFマウントとKAF3マウントに分類されています。
KAFマウントとKAF3マウントでは AF の仕組みが異なる為、両方に分類されているといったいどちらが正しいのか悩んでしまいますね。

※PENTAX マウント別機能対応表※(外部リンク)

この場合、レンズ名にSDM、DC、PLM(いずれも PENTAX のレンズ内 AF モーターの種類)のいずれかが書かれていればKAF3マウントで、書かれていない場合KAFマウントという事になります。

じっくり照らし合わせれば分かりますが、確認が少し大変ですね。
さらにペンタックスのレンズは、最新レンズには必ず最新の KAF マウントが採用されるというわけではなく、過去にKAF3のレンズが発売された同時期にKAFのレンズが発売されたという事もあります。

その為、発売時期から見分けることも難しいです。
一つだけ言えるのは、レンズ名にモーターの種類の記載があるレンズは、KAF2以降のレンズという事ですね。※購入した際には取説に記載がある場合があります。

ビデオエイペックスの取り扱い商品に対応した組み合わせは?

では、弊社取り扱いのレンズはいったいどの KAFになるのでしょうか。
弊社では現在7種の Kマウントレンズの取り扱いがあります。
そこで、弊社取扱商品がどのKAFに分類されているかを1つ1つ調べて見ました。

PENTAX-DA 12-24mmF4 ED AL[IF](2005)

  • APS-C 専用
  • KAFマウント
  • ボディ内AF

PENTAX-DA FISH-EYE 10-17mmF3.5-4.5ED[IF](2005)

  • APS-C 専用
  • KAFマウント
  • ボディ内AF

PENTAX-DA★50-135mmF2.8ED[IF]SDM(2007)

  • APS-C 専用
  • KAF2マウント
  • SDM(レンズ内AFモーター内臓)(超音波モーター)

PENTAX-DA 55-300mmF4-5.8ED(2008)

  • APS-C 専用
  • KAFマウント
  • ボディ内AF

smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR(2009)

  • フルサイズ対応
  • KAFマウント
  • ボディ内 AF

smc PENTAX-DA 18-270mmF3.5-6.3ED SDM(2012)

    • APS-C 専用
    • KAF3マウント
    • SDM(レンズ内 AF モーター内蔵)(超音波モーター)

HD PENTAX-D FA★70-200mmF2.8ED DC AW(2016)

  • フルサイズ対応
  • KAF3ウント
  • DC(レンズ内AFモーター内蔵)(直流モーター)

この情報を踏まえた上で、上記レンズが問題なく使用できるカメラと AF が使えないカメラをまとめて見ました。

ビデオエイペックスのレンタル商品で使用の制限なく使えるデジタル一眼レフ一覧
KP/K-70/K-1/K-3 II/K-3/K-S2/K-S1/K-50/K-30/K-5 II/K-5 IIs/K-5/K-01/K-7/K-r/K-x/K-m/K20D/K200D K100D Super/K10D
※K10DはファームウェアをVer.1.30以上にアップデートで対応

上記カメラは、弊社取り扱いのレンズは全ていずれかの AFで動作し、問題なく使用できます。※2017年4月現在

ただし! K-1 のみフルサイズ機の為、APS-C 専用レンズを使用する場合は APS-C サイズにクロップされた状態での使用になります。

使えるけれど、AFが効かなくなってしまうデジタル一眼レフとレンズの組み合わせ
*ist(イスト)D/*ist DS/*ist DL/*ist DL2/K100D/K10D
※K10DはファームウェアアップデートでAF使用が可能です。

上記カメラは下記レンズと組み合わせるとAFが効かなくなってしまいます。

■smc PENTAX-DA 18-270mmF3.5-6.3ED SDM
■HD PENTAX-D FA★70-200mmF2.8ED DC AW

この2種のレンズはKAF3マウントのレンズの為、ボディ内AFモーターでは AF 動作しないモデルです。

*istシリーズ、K100Dと K10D(初期)は、AF動作はKAFマウントレンズにしか対応していない為、ボディ内AFモーターでしかAFが動作できません。
その為、この2種のレンズを使用する場合はAFが効かなくなります。

まとめ

いかがでしたか? KAF、難しいですね。

しかし、*ist シリーズ、K100D、K10Dは発売からすでにだいぶ時間が経過しているため、現在 PENTAXのKマウントデジタル一眼レフを使用している方の大半は、おそらくKAF3マウントまで対応したカメラをご使用の方が多いかと思います。

その為、弊社取り扱いの商品は恐らくほとんどの方が問題なく使用可能かと思われますよ。
せっかくのデジタル一眼レフカメラ、いろんなレンズを試してみたいと思いませんか?
レンタルを迷っている方は是非一度ご利用してみてください!!

※PENTAX のレンズ特集は下記ブログもご参考ください。

PENTAX 交換レンズラインナップ強化しました ペンタックスといえば、今年2016年春についにフルサイズセンサーを搭載した「PENTAX K-1」が発売されたのも記憶に...

※ブログ内容は2017年4月現在のご案内になります。

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