プロジェクター

プロジェクターを上手に設置してみよう!

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プロジェクターを綺麗に投影する基本編!

プロジェクターを使用する際、スクリーンの画角に映像を合わせようとしても

「はみ出してしまう」
「小さくなってしまう」
「映像が歪んでしまう」 など

うまくいかなかったことはありませんか?

今回は、プロジェクターを上手に設置するコツを紹介致します。

今回使用する機材は特に人気の高いこの2点

eb-x12_012800ルーメンプロジェクター EB-X12
vl-s80e_01自立式スクリーン80インチ

設置位置が最も重要

■プロジェクター
出来るだけ平らで水平な場所に設置

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目には見えにくい小さな傾きも、いざ映像を投射すると距離が長くなれば長くなるほど、
大きな歪みとなって現れます。
細かな傾きは図のようにプロジェクターの足の部分を回転させることで調整が可能です。

■スクリーン
平らな床に設置し、画面の高さを任意の高さに設定する

■プロジェクターとスクリーンの位置関係
スクリーンに対して正面の中央位置に設置する。

プロジェクターには投影出来る範囲を決めるパネルが備わっています。
そのパネルの中で映像をやりくりする機能が補正になります。

そのため、補正しないで投影出来る事が最も綺麗に投影出来る事になるのです。

以下のような台を用意して頂くと高さ調整や微調整が容易になりますので合わせてご検討ください。

2プロジェクター用ラクサー台

プロジェクターとスクリーンの距離を合わせる

プロジェクターから投影される映像のサイズはスクリーンとの距離で決まります。
ズーム機能も若干ありますが、あくまで微調整用と考えてください。

今回のプロジェクター(X-12)の場合以下の通りになります。

803インチの場合2m40cm~2n90cmが適正範囲です。

投影映像を調整する

・プロジェクターの電源を入れます。
(お客様にお渡しする時には、初期設定状態となります)

・調整しやすくするためのテストパターンを表示します。

メニュー⇒設定⇒テストパターン

名称未設定-1
※初期設定ではブルーの画面が出ますので、その画面で調整していただいても問題ありません。また、部屋を暗くすることで、より鮮明に映像が見え、やりやすくなります。

・フォーカスリングでフォーカスを合わせる(メニューを出すと合わせやすくなります)
・ズームリングで画面の大きさを調整します

台形の歪みを補正する

自動で補正する(自動タテ補正)

プロジェクター本体を傾けることで、自動で傾きを計算し補正してくれます。
ただし、自動タテ補正がオンになっている必要があります。
(メニュー→設定→台形補正→タテヨコ→タテヨコ→自動タテ補正「オン」)

手動で補正する(スライド式ヨコ補正)

ヨコ方向の台形のゆがみを手軽に補正することができます。
本隊のスライドバー(下図赤い矢印)を左右に動かす事で映像を並行にする事が出来ます。

名称未設定-2

ただし、スライド式ヨコ補正がオンになっている必要があります。
(メニュー→設定→台形補正→タテヨコ→タテヨコ→スライド式ヨコ補正「オン」)

注意点としまして、補正した幅の分だけ映像が小さくなりますので後ろに下げる等
通常よりも長い距離をプロジェクターとスクリーンの間に確保する必要があります。

手動で補正する(タテヨコ補正)

タテ方向・ヨコ方向のゆがみを補正することができます。

キャプチャ1 キャプチャ2

(メニュー→設定→台形補正→タテヨコ)

本体の位置や傾きによって、遠くなってしまった映像部分は大きくなってしまいます。
正しい位置は小さい辺になりますので、そこに合わせて切り取るようなイメージで補正を
かけていくのがタテヨコ補正になります。

手動で補正する(QuickCorner)

4つのコーナーを個別で補正することができます。
スクリーンの正面にプロジェクターを置けない場合などに有効的です。

4

(QuickCornerを使用の場合、テストパターンは使用できません)

※スクリーンの大きさより少し大きめに投影してから4つのコーナーを縮めていくとやりやすくなります。

※手動で補正する際に自動タテ補正が「オン」になっていると、プロジェクター本体を傾けたりした場合は、自動で補正が掛かってしまいます。自動タテ補正を「オフ」にすることで防ぐことができます。

パソコンをプロジェクターに接続する

EB-X12はXGAという解像度を持ったプロジェクターになります。
(XGA→4:3のアスペクト比(映像の縦横比率)、1024*768の解像度)

5パワーポイントのスライド等で4:3比率で作られた場合はこのプロジェクターがおすすめですが、
図の通り4:3ではない比率の映像を入力した場合、黒い部分が使われなくなってしまいます。

そのため、映像の上映等の場合は16:9に適した以下のようなプロジェクターがおすすめです。
但し、解像度が違う場合使えないというわけではなく、同じ大きさで投影しようとした場合に若干暗くなるという程度ですのでご予算に応じてご検討ください。

まとめ

  • プロジェクターをスクリーンのできるだけ正面におく。
  • 投影している映像のゆがみにあわせて、タテ・ヨコ補正/Quick Corner補正を使う
  • プロジェクターと解像度を合わせる

画角を補正するやり方は、機種によって異なる場合がございます。
環境に合わせて機材選び下さい。

プロジェクターの選び方は、こちらも参考にしていただければと思います。

ご利用お待ちしております。

2019.9.14追記
現在はX-12の後継機種『EB-W05』『EB-X05』が好評レンタル受付中です

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